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「アドバンスセミナー 紛らわしい用語④」

■2019/11/28 「アドバンスセミナー 紛らわしい用語④」
皆さんこんにちは、寒暖差が激しく、体調を崩しやすいこの時期、風邪などひいてませんか?本日もアドバンスセミナーをお送りします。

久々登場、「紛らわしい用語」の第4弾です。

最近の模擬試験等で、ミスが多かった用語です(心当たりがある方もいるのでは?)

「日ソ共同宣言」「日中共同声明」の二つです。どっちが宣言?どっちが声明?紛らわしいです。

「日ソ共同宣言」→1956(昭和31)年、日本と旧ソ連(現ロシア)との間で発表されたもの。

日本とソ連は太平洋戦争前の1946年に「日ソ中立条約」を結んでいたものの、終戦間際の1945年にソ連は条約を破棄して旧満州(現中国東北部)・樺太(サハリン)・千島列島から進軍し、これらを占領する。その際、シベリア奥地まで連行され、つらい抑留生活で命を落とした方もたくさんいた。
また、その後サンフランシスコ平和条約で日本が独立を果たす際も、ソ連やその影響下の東欧諸国は条約に参加せず、戦争の終結も、抑留者の完全帰還も果たせない状態であった。

日本の首相が鳩山一郎(旧民主党の鳩山由紀夫元首相の祖父)の時、
1、戦争状態の終結
2、国交回復
3、抑留者の完全帰国
4、日ソ間に平和友好条約締結時に歯舞諸島・色丹島を日本に返還、残りの領土問題は引き続き交渉
5、日本の国際連合加盟にソ連が賛成する

その後、日ロ間に幾度交渉があったものの、領土返還は行われていない。

「日中共同声明」
太平洋戦争後、アメリカの同盟国となった日本は、共産主義の中華人民共和国ではなく、内戦に敗れ台湾に逃れた国民党政府をアメリカとともに支持していた。しかし、その同盟国アメリカが日本に相談なしにアメリカを訪問し、接近するという歴史の大転換が起こった。日本も世界の流れに乗る必要があった。

日本の首相が田中角栄のとき、
1、戦争状態の終結
2、中華人民共和国だけを中国の正統政権と認める
(つまり、台湾の政権と手を切る)
3、中国は日本に対し戦争被害の賠償権を放棄、その代わりに日本は中国に経済援助・技術支援を行う。

この後、福田赳夫内閣の際に、「日中平和友好条約」が締結されたが、いわゆる「尖閣諸島」の領土問題の棚上げを行い、解決していない。

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