皆さんこんにちは、アドバンスセミナーの時間です。
変わりやすい天候の中ですが、体調管理を万全に、冬の勉強を進めて参りましょう。
本日、紛らわしい用語の第6弾です。
模試の採点などをしていると、「大政奉還」と「版籍奉還」の取り違えが多いようです。もちろん、空欄で提出するよりはましですが、
「大政奉還」…江戸幕府最後の将軍徳川慶喜が、朝廷に政権を返上した事。これにより、江戸幕府は（名目上）消滅をした。徳川慶喜は、名目だけ政権を返上し、新政府での実権を得ようと考えていたが、薩摩・長州両藩などを中心に、「王政復古の大号令」が出され、旧幕府側は窮地に追い込まれた。
「版籍奉還」…明治新政府に対し、旧大名が土地と人民を天皇に返還した事。ただし、各大名は知藩事として各地に残ることとなり、この後の「廃藩置県」までこの状況が続くこととなる。
「版籍奉還」が「廃藩置県」や「地租改正」の陰に隠れて、知識から抜けやすいようです。気を付けて下さいね。
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